PILLARS & TARGETS
プランは、具体的な12の目標を柱ごとに定め、3年間で実施する個々の行動を特定します。プランを定義するにあたり、SDGsの採用、ファッション協定への署名、サイエンスベースド・ターゲットの定義など、過去数年間に定められた優先事項が考慮されました。
フェラガモにとって、サステナビリティは、ビジネス戦略の中へしっかりと組み込まれている要素です。
当グループが着手する、サステナビリティに関連する数多くの活動は、透明性、完全性、誠実性へ焦点を当てたアプローチに基づいており、それらは、利害関係者をビジネスの経済的、社会的そして環境的な目標へ関与させる目的を伴っています。当グループは、単に企業責任のイニシアチブを促進するのではなく、サステナビリティが持つ価値を、企業戦略の一環として認識します。
2017年、当グループは、毎年更新されるサステナビリティ・プランを導入しました。それは、グローバルレベルで定める方向性の共有ビジョンを作り出すことと、卓越性を尊重し、保護し、プロモートするサステナブルな文化を促進することを主旨としています。このプランは、設定された目標の達成をマッピングし、今後の開発のために新しい課題を統合することを目的としています。
フェラガモ グループの新しいサステナビリティ・プランは、現時点で3年間(2023年から2025年)を予定し、次の5つの柱で構成されています。Carbon Emission Reduction, Sustainable Materials with Focus on Leather, Circular Economy and Recycling, supply chain Transparency and Local Focus, Foster Diversity & Inclusion.
プランは、具体的な12の目標を柱ごとに定め、3年間で実施する個々の行動を特定します。プランを定義するにあたり、SDGsの採用、ファッション協定への署名、サイエンスベースド・ターゲットの定義など、過去数年間に定められた優先事項が考慮されました。
ファッション協定とサイエンスベースド・ターゲットの目標達成のための環境パフォーマンスの向上
ターゲット
2029
2029年までに、スコープ1およびスコープ2のGHG排出量の絶対値を、2019年に対し42%削減(サイエンスベースド・ターゲット)
2029年までに、商品とサービスの購入、および下流の輸送と流通に起因するスコープ3のGHG排出量の絶対値を、2019年に対し42%削減(サイエンスベースド・ターゲット)
2030
全ての事業拠点における再生エネルギー100%
革新とサステナブルで責任ある新素材の活用の促進
ターゲット
2025
環境への影響が少ない原材料25%
2025/2030
B2Cでは2025年までに、B2Bでは2030年までに、パッケージとして現在使用されている問題のある不必要なプラスチック素材を排除
B2Cでは2025年までに、B2Bでは2030年までに、必要とされるすべてのプラスチック製パッケージの、少なくとも半分を100%リサイクル素材へ変更する。
循環型経済と廃棄物削減の促進
ターゲット
2025
製品の耐用年数を伸ばすための具体的なプロジェクトの開発
バリューチェーン内の素材の循環パフォーマンスの向上
サプライチェーンの透明性、トレーサビリティ、サプライヤーのサステナビリティのパフォーマンスの向上
ターゲット
2025
価値共有プロジェクトの開発のための、生産チェーンのモニタリングとサプライヤーとの連携の強化
段階的に排除するための、化学物質マネージメントの戦略に関する定義と実施
森林破壊の撲滅と持続可能な森林経営の支援、および生物多様性におけるそれぞれのプロジェクトの開発
ポジティブな労働環境を促進し、人材の才能を高める
ターゲット
2025
労働環境における多様性、公平性、インクルージョンを、具体的なプログラムと行動を介して支援