多様性が一つの価値として見なされる労働環境において、人々へ成長する可能性を保証することは、この方面へ数多くの企画を行なってきた当グループにとっての優先課題です。
2019年に正式に導入したインクルージョン・ポリシーは、いかなる差別にも対抗し、すべてのハラスメントを非難しながら、多文化主義を支持すること、そして平等で均等な機会を促進することを目的としています。さらにこのポリシーは、個人の能力の開発、表現、活用を促進しながら、能力主義とすべての専門レベルでの公平な待遇の推進を行なうことも目的としています。
フェラガモは2020年、インクルージョンと多様性への取り組みをさらに強化するために、多様性とインクルージョンがビジネスへもたらす影響への認識を啓発し高める育成プログラムと活動を介して、多様性とインクルージョンへ焦点を当てたカルチャーチェンジのプロセスをスタートさせました。 インクルージョンと障害者に関するテーマにおいては、フェラガモはCoorDownが促進する国際キャンペーン「The Hiring Chain」へ参加し、企業レベルでは、ダウン症のある人材を採用するという、労働に関する重要なインクルージョンプロジェクトを立ち上げました。
さらにフェラガモは、男女平等とインクルージョン文化が組織自体の成長を支え、差別のない専門職の世界を創り出すことへ取り組む、イタリアで最初に創設された企業のためのアソシエーションValore Dへ加入しました。最後に、人権と機会均等の領域への取り組みを強化するため、フェラガモは2019年、国連女性機関と国連グローバル・コンパクトが推進する、女性のエンパワーメント原則を導入しました。